舞台「最強で最高の自慢の息子!」を観劇して
2ヶ月経ってしまいましたが、内村颯太くん主演の舞台にお邪魔してきたので備忘録
気付いたら4回も見に行っていたくらい面白くて楽しい舞台で
メモも結構頑張ってとったので忘れないうちに書き残しておきます
観に行ったのは3/1夜公演(初日)、3/5昼夜公演、3/6昼公演の4公演です。
本当は後半(19歳になった内村くん)を見に行きたかったものの、
日程が合わずに断念・・・。
てなわけで、基本的には3/1の感想、回替わりポイントだけ気が向いたら後日まとめておきます。
以下、「最強で最高の自慢の息子!」のネタバレを含みます
キービジュアル解禁の際、とにかく衝撃だった内村くんのリーゼントと通陽くんの金髪ロン毛。
ポスターだけですでに面白い、どんなものなのか想像できない舞台にドキドキ。
また、個人的にはお笑いの現場にも通っていたのでライセンス藤原さんを久々に見れることにもワクワク。
ちなみに感想の9割が「可愛い」になると思いますが悪しからず。
会場内に入れば喧嘩上等/氣志團が流れています。
余談ですがティッシュタイムフェスティバルで一度生で(喧嘩上等じゃないけど)氣志團さんの歌を聴いたことがあったのと、その時の盛り上がりが本当にすごかったのでテンション上がりましたね
セットは上手側に八神家の家の中、1階にはリビングと台所へ続く暖簾。
2階には長男・陸と長女・美海の部屋。
下手側には石のスツールが置かれた公園。
♪かかってこいや喧嘩上等
と音楽が終わり、リビングのソファに座るお父さんと慌ただしく準備する姉。
昨日の夕飯の残りを食べたお父さんに怒る姉
楽しみにとっておいたスイーツを食べた姉に怒る兄
そんな中、「おはよー!!」とクソデカボイスの空が登場
舞台のど真ん中で客席に向かって手を広げる内村颯太くん
登場だけで大拍手です
そこで家族に「成人式は特攻服で出る!」と宣言する空
家族はみんな反対します
「来年の成人式、俺は特攻服でいく!」という拳を掲げた空のセリフとともに
BGMに合わせながら、各々が自分の旗を振ります。
この旗は開演前まではホワイエに飾ってあるんですが、とてもかっこいい!
「可愛さってなんじゃろか〜」で旗を振り回す内村くん、可愛い。
「私が誇れるのは〜」で2階の自室にいるひょっこりはんさんを指さす内村くん
「だけっえっえ〜」のところのリズムに合わせて指を振るのもとても可愛い。
その後も一人一人登場し、最後の方(順番覚えてません。。。)に通陽くん!
舞台下手からあのビジュアルで出てきてさすがに笑っちゃいますね。
サビに入るところで出演者が1列になります。
ここで直也役の天野くんとハイタッチしたり、
玲於奈役のあやかんぬさんと背中あわせたり、
昌磨役の通陽くんとアイコンタクトとったり、いつメン可愛い〜!
公園で直也に成人式は特攻服で出ると宣言するシーン
「◯◯ってことか?親友!」てなんでもかんでも語尾に親友をつける空。
「ティラノサウルスってことか?親友!」というセリフで手を恐竜みたいにする空、可愛い
「今時特攻服なんて誰もいない」という直也のセリフに、
「私成人式は特攻服で出る!!」と登場する玲於奈。
「いたな」「だろ?」と目を合わせる空と直也、可愛い。
♪大人の階段のぼる〜と歌い出す玲於奈に、ノリノリでスツールの上に立つ空
「シンデレラさ」で玲於奈が王子、空がお姫様のごとく手をとるのがまた可愛い。
「総長と副総長は特攻服じゃないと」と言って二人だけの「八岐大蛇回」をいう暴走族名とともにポーズを決める空と玲於奈。
だけど空の家族を説得させないと、そのために作戦を考えないとという話になり「大人の階段ぶっ飛ばし大作戦」が始まります。
玲於奈の「コール切ろう」というセリフとともに始まるブンブンブブンゲーム
(元は一人が単語をいい、次の人はその単語のものが「1個」の時の単位を答える。そのままその人が別の単語を言い、次の人はその単語のものが「2個」の時の単位を答える...というもの)
3/1夜公演は
玲於奈「直也」→空「ひとり、ハンバーグ」→玲於奈「ふたつ、りんご」→空「さんこ、うーんと次のお題が出てこないので終了。
「難しいんだよなこれ」ってつぶやいてた、可愛い。
作戦を立て始め、兄は直也が担当、姉は玲於奈が担当、だけど姉は手強いと話し合いに
...とここで「きみたーーーち、僕を忘れてなーいか?」と昌磨の登場。
だけども3人は昌磨の声には耳もくれず作戦会議を続けます。
その後、昌磨も話に入り「友達は君たちがいれば十分さ」と手を広げながらキメる昌磨。
「眩しいなお前」って3人が手をかざしながら言います。
昌磨も玲於奈と一緒に倒すことになり、家のシーンへ。
ここで捌けるときに「フライアウェイ」と一段降りる時にジャンプする通陽。
さすがに笑っちゃいますね。
家では兄の部屋で姉と兄の掛け合い、リビングに降りてお父さんと合流します。
兄の存在が見えていない父と姉。
「逆に主人公なんだねこのパターン」ってセリフに笑いました。
舞台ど真ん中で兄が"ひょっこりはん"をやります。
「はい、ひょっこりはん」の一番大事なときに「兄貴何してんの」と帰ってくる空。
成人式の話を出されそうになって「俺もう寝る!」と耳を塞ぎながら奥へと捌ける空。聞こえない〜ってやってる内村くん可愛い。
父兄姉で空を諦めさせる作戦会議をすることに。
姉の「特攻服で成人式なんて絶対行かせないから!」というセリフとともに、
公園のセットの方では「特攻式で成人式に絶対行ってやるからな!」という空。
一戦目は兄vs直也
公園で作戦会議する4人。
玲於奈がモデルのバイトをしてるという話で「プラモデルってことか〜」と玲於奈の手を後ろから掴んで「アムロ、いきまーす」とふざけだす空たち。
家の中では父兄姉で作戦会議をしています。
ここの公園組の影芝居、空と直也は真面目に作戦会議をしていますが、
玲於奈と昌磨はモデルのポーズを繰り広げながらグッズの宣伝。
正直家組の作戦会議、何を話してたか覚えてないです(笑)
空と直也で兄の帰りを待ち伏せし、帰宅して直也がいることに動揺する兄。
兄が部屋に戻ろうとしてるのを引き止める空と直也の3人の構図が本当に面白くて
「はっ!はっ!はっ!」て声を出しながら2人の間を往復する兄につられて目も口も開けて若干にやつきながら兄と同じ顔をする空、可愛い。
一度兄が部屋に戻りリビングへ戻ってきて作戦がスタート。
兄と直也の掛け合いに、空がツッコミを入れるときだけ音楽が止まり空のスポットライトに。
直也の「親が首席じゃないと認めない!って主義でして...」というセリフのあとの空の「さらっと絶賛首席で...」のセリフで「しゅせき」が言えないうちむらそうたくん。
言い直しても甘噛みでとっても可愛かった、さ行難しいよね。
「子供に懐かれて大変なんだよ」と石を蹴ったポーズみたいなのをする兄に、「そんなわけねえだろ!」と隣に言って同じポーズをする空、可愛い。
「hっ↑」みたいなよくわからない声を漏らす兄に、「フッて言ったあ?」と笑う空。
「アーディオース」と日本指でチョリースのポーズ(表現が古い)をする兄に、「アディオスやめろ」と兄の手をはたく空。
兄と直也の掛け合いで、兄は成人式の話とは露知らず「自由は尊重されるべき」と語り出し、そんな兄に「じゃあ空が特攻服で成人式に行くのも自由ですよね?」と畳み掛ける直也。兄は「母さんは節目の式は大切にしろって言ってたのに」と切り札を出すも、「じゃあ墓参りして母さんに聞いてくるついでに、兄が中1から6年間好きだった大島さんにストーカーみたいなことしてたの言っちゃおっかな」とさらに上手の返し。
「図書カード勝手に見て同じ本借りてひとり耳をすませばごっこしてたこと」の台詞の時、バイオリンを弾く仕草の空が可愛い。
大島さんからもらったラムネをとっておいてることや財布に写真を入れていることを暴露しあっというまに一戦目は勝って終わります。
4人での公園のシーンに替わり、
「兄貴、今頃姉貴にヤキ入れられてるぞ」という空のセリフとともにこれまた影芝居。
その直前に「陶芸かな、陶芸の話かな」という昌磨の天然発言にも笑いました。
影芝居では、昌磨は下手側スツールで一人でろくろを使って陶芸をするジェスチャー、他3人はその横で空が玲於奈に根性焼きをするジェスチャー。根性焼きを3回入れたところで3人一斉に昌磨を見て、空が昌磨の作品を捨てます。再び根性焼きに戻った3人の横で、昌磨はめげずに捨てられた作品を拾って陶芸を再開します。そして空を隣のスツールに座らせて陶芸を始めます。昌磨が立ち上がって空の後ろから袖クル的な感じで手をとって陶芸を教えてるんですがそたみちぃぃ、、、
次はvs姉ということで作戦会議に。
姉が「ブラックキャッツ」という東京のレディースの軍団のトップに君臨していた美海さんをどう倒すか...このとき昌磨が「黒猫って可愛いよね」と言って空を猫みたいに可愛がるんですけどねこになってるそうたくんもそうたくんを可愛がるみちはるくんも二人まとめて可愛い・・・
初日はあご撫でてたかな?
美海さんは総長をやっていたけれど「単車より玉の輿に乗りてえ!」とブラックキャッツを解散させ、大学デビューを果たします。
二戦目は姉vs玲於奈と昌磨
玲於奈と昌磨の二人がリビングで「お願いします!」と頼み込みます。
このとき昌磨が舞台上手で客席の方(ソファに座ってる姉とは別の方)を向いてルンルンで土下座しているのがとってもツボ。初日は席がセンブロ下手側だったので表情はよくわからなかったんですがとにかく可愛かった。
姉に「ダメ!」と一刀両断された玲於奈が「タイマン...」と口にすると「誰と誰が?」と圧の強い姉。思わず「昌磨が!」と押し付ける玲於奈。「仕方ないなあ」と言いながら姉に向かう昌磨は、一髪で倒されます。そのときの空の「まだそんなに喋ってないのにー!」が共感とともに爆笑でした。
そのあと玲於奈が挑むもあっさりと倒され、空が頼むも早口でまくしたてられ負けてしまいます。このときの姉の長セリフがすごい!!昌磨が「すごい、よくもつよね」と言いますが1万いいね。
どこかで昌磨が玲於奈に起こされ、昌磨が立ち上がって上の方にある何かをつかんで食べようとする...そんな昌磨を慌てて制する玲於奈。
姉がドバイ旅行の準備をするからとリビングを出て行きますが、そんな姉に「ドバイだったら、うちのセスナで行くかい?」と昌磨が声をかけます。姉が「ドバイってのはいわゆる自家用ジェット?」と聞いたところで私は初めてセスナという言葉を知りました()
セスナを用意するだけでなく現地で遊べる王族の友達も準備するという昌磨に「悪いね〜」と姉は嬉しそうに乗ります。空が「ドバイでは日本の文化が大変好まれてるらしいなあ?」と聞くも「そうかな?」とうまく流れに乗れない昌磨。だけど「空くんの特攻服の写真見せると喜ぶよ」と、だんだんと特攻服の話に近づけて行こうという空と玲於奈の気も知らずいきなりブッコミます。だけど意外と姉には好感触で、「日本では女性が着ることもあるって言ったら見てみたいって」と続ける昌磨に、姉も「じゃあ着ようかな」と説得されます。
昌磨の活躍もあって成人式に特攻服を着ていくことを認めてくれたものの、「お父さんにもちゃんと言いなよ」と急に優しくなる姉。丸く収まったと思いきや、「ところで、ブラックキャッツというネーミングはどこから?」と姉に聞いて一発K.O.されます。
なにはともあれ姉の説得は完了し直也に報告をするとき、「僕のおかげかな」と昌磨が急に立ち上がり空が「タフだな」と突っ込みます。間違いなく昌磨のおかげ!
最後は父vs空だけれど空は「話せばわかってくれる」と余裕の構え。みんなは何を着るかの話になり昌磨が「僕は決まってるよ、黄金の鎧さ」と。黄金の鎧・・・?
家で父兄姉が話しているシーンでここでも影芝居。申し訳ないくらいにここは家組はなんの話をしているのか聞いてませんでした。
影芝居のほうでは「えいえいおー」と手を合わせる4人。その後「八岐大蛇!」と口パクをしながら決めポーズ。
最終戦 父vs空
「ダメだ」と一蹴される空。兄と姉も説得に応じますが父に反論されてしまいます。「お前たちは成人式のときそういう服装をしてる人を見てどう思った?」という問いに「見た目できめんな!」と空が反論するも、「成人するということは周りがお前を成人として見るということだ」とまだまだ心が子供の私にも刺さる正論をかます父。
「じゃあなんで親父は特攻服で成人式でたんだ!」と大声で聞く空に聞く耳も持たずリビングを出ていく父。「俺は親父と同じ仕事をするんだ」と嘆く空は「俺は諦めねえからな」とまだまだ説得を続けます。
シーンは変わって少し過去に遡って母が亡くなる前の9年前の母の誕生日のシーン。ハッピーバースデイの歌をうたったあと「ケーキ食べていい?」と可愛く聞き何か言おうとする兄に間髪入れずに「おかっぱ!おかっぱおかっぱ〜」とまだリーゼントではなくコーンロウの空がひざを抱えてゆらゆら揺れながら赤ちゃんみたいに声を出します。可愛い。ばぶちゃん?実際このときつまり10歳の空役ってことだからそんなんばぶちゃんですね。
誕生日だけ帰宅が許されたのか、明日からはまた入院だという母に「じゃあみんなで病院に引っ越すー!」という純粋な空。その後もケーキを食べるために机の上で伸びたりと回想シーンの空はとっても可愛い。兄姉空がいなくなり現在に戻って父がリビングで「9年は長いだろ、それもあと2日か」と今は亡き母に言います。
成人式2日前
朝から空はめげずに父を説得しようと試みます。ですが父は「行ってきまーす」と聞き耳を持ちません。空が捌けた後、兄と姉で「兄が失敗したから私は丁寧に育てられた」など言い合いが始まります。そこへ父が帰ってきて空が説得しようとするも「風呂入って寝る」と相変わらず聞く耳を持ちません。そんな父に「まだ話終わってねえ!てかはじまってもねえ!」と引き留めようとするも「一緒に風呂入んのか?」と躱されてしまいます。「そんなガキじゃねえよ!」と怒る空に「嘘つけ、まだガキだろ」と下半身を指差す父に、定番のネタですが普通に笑っちゃいましたごめんなさい。
成人式1日前
父が家を出る前に説得を試みるも「今日は現場が遠い」という父。「逃さねえからな!」と宣言する空に「じゃあ飲んで帰ってくるかな」といじわるする父。
公園では玲於奈と直也と昌磨が「成人式は明日なのに」と焦り出します。昌磨は「時間ってさ、ぼーーーーーっとしてても流れてくよね」と昌磨独特の空気が流れます、まじで昌磨のペースすぎる。そのあとも「怒ることはとてもエネルギーがいる。空くんのことを想ってるから怒るんだ」と演説する昌磨に、「はい、そうですね、先生!」とだんだんと洗脳?されていく2人。そして「みんなも僕の友達になってくれてありがとう。僕の大切なエターナルフレーーーーンズ!」とエコー付きの決め台詞。それに続いて直也と玲於奈が昌磨に縋り付きながら「エターナルフレーンズ!しょうまああ!」と叫びます。
2人は昌磨に「先生ありがとうございます!」「全国公演やりましょう!」「まずは関東から!」と次々に口にしますが、日が経つにつれここのアドリブでふざけだします()
そんなところに兄と姉がやってきて、昌磨は自分の髪の毛をのれんのように捲って「こんにちは」と挨拶します。いや独特すぎるんよ。
姉はすぐに下手側のスツールに座りますが、兄がもう一つのスツールに座ろうとした時にすかさず先に座る昌磨。ずるい、そのキャラずるすぎる。
兄と姉と一通り思い出を振り返ったり、最終的には「空のことよろしくお願いします」と頼ったりして兄と姉が帰った後、「やっぱり振袖にしようかな」と弱気になる玲於奈。「まあそれもいいんじゃない」という2人、「僕はやっぱり、黄金の鎧かな」とブレない昌磨。ちゃんと意志が強いタイプのこだわりの強さで好き。
公園のシーンの裏では、家で空が父を待つ姿が。貧乏ゆすりをしたり、ソファに座ったり立ち上がったり、机に足をかけたりうろうろしたり。焦ったような、いらついたような表情で父の帰りを待っています。
兄と姉が家に帰ってきて姉が空に「一緒に作戦立ててあげよっか?」と聞くとすかさず「いい」と断る空。兄がなんか言おうとすると「だからいいって!」と強く当たって兄は「何も言ってないのに」としょんぼり。空くんだいぶ苛立ってますねえ。
「自分も特攻服だったんだから許してくれていいのに」という兄姉の労る言葉から昔話に。父は松葉杖で成人式に出たらしく、母はその頃には兄がお腹にいたから成人式には出れなかったと。そこから兄弟3人でソファに座りながら話すのがとてもほっこりします。姉空兄の順でぎゅうぎゅうづめになって話す姿がほんとに仲の良い兄弟そのもので、家族っていいなあと。
父は旅行のたびに写真を撮りまくって母に見せていたけれど、母に見せるために旅行へ連れてって写真を撮っていたことに気づく兄弟。そこから思い出話に花が咲き、「むちゃくちゃ愛されてたんだな」と改めて気づく兄弟。「自分が運転するようになってから気づいたけど、運転して、遊んで、帰りも運転してってすごい」と父のありがたさに気づく兄。「迷子になった時お母さんが見つけてくれてよかった」としみじみ思い出す姉。そんな2人とは対象的に、空は立ち上がって「親父説得して成人式は特攻服でいく!」と意気込みます。
そんな中、家の電話が鳴り姉が出ると「父が病院へ運ばれた」と知らされます。慌てて兄が迎えに行き、姉と空がそわそわしながら待ってるところに帰ってきます。
現場で怪我したという父が「めちゃくちゃデンジャラスでエビデンスだらけだった」と言います、どういうこと???実は酔ってこけて骨折したという父に「アホくさ」「どんくさ」と姉と空。つづいて「くっさ」と父を嗅いで臭そうに言う兄に「お前においのこといってんな」と父のツッコミ。ここで兄が空に父を触ってた手をかがせて「くっさ〜」って顔をする空。
話をぶった切って「親父!」と言い出す空に「今言う!?」と驚く兄姉。「土下座か?土下座か?」と煽る兄に「そうだな、じゃあ兄貴が!」と兄に土下座させる空。乗りツッコミをするも姉の圧に負けて綺麗な土下座を見せる兄に、「じゃあ俺乗る!」と兄弟のおふざけが始まります。姉が実況担当、兄が馬担当、空は騎手になって「親父見て〜」と競馬が始まります。そんな姿に呆れながら「わかったよ」と許可を出す父に驚いて立ち上がる空。そんな空の反動で倒れる兄。そんな兄を見て「鼻血も出て骨折もしてるからもう馬刺しになるしかないねー」と馬鹿にする姉。許可を出した父に「いいの?」と驚いて静かになる空間に「馬刺し?」と起き上がる兄。さすがに笑うでしょそんなん。あ、馬刺しは大好きです。
「母さんが、空に俺の成人式の写真を見せちゃったから着たいって言うだろうから1回は反対しろって言ったんだ」と今まで頑なに許可してくれなかった理由をやっと話します。そして仏壇の引き出しに隠しておいた"9年前の母のボイスレコーダー"を取り出します。ボイスレコーダーを受け取った空は再生しようとするも使い方がわからず叩いたり解体したりしようとします。そうだよねわかんないよねイマドキの子だもんね仕方ない!(甘やかし)
ボイスレコーダーが再生され、母から兄へ、姉へ、空へとそれぞれ宛にメッセージが伝えられます。兄へのメッセージの前までの茶番(というか母が「これ撮れてる?」って何度もやるところ)は2パターン。父にポテチのフレンチサラダ味を買わせにいくパターンと、看護師さんに怒られるパターン。初日はポテチ。
兄へのメッセージは初めての子供としてたくさんの驚きと感動をくれたこと。姉へのメッセージは手のかかるこだったけど将来を楽しみにしてること。そして空へのメッセージは、成人式は特攻服を着てかましなさいということ。
母のボイスメッセージが終わり、それぞれ寝ようと部屋へ戻る兄姉空。最後にリビングを出ていく空が「親父...」と何か言いたげに振り向きますが何も言わずに部屋を出て行きます。そんな空に父も思わず「何か言うとこだろ」とつっこむ。わかる!!
そして父は、ボイスレコーダーにまだ録音があることに気がつき、流してみると最後に自分宛のメッセージ。ここもたしか2種類あったかな。
「また私を愛してください。」と泣きながら言う母に父は静かに泣きます。そんなんこっちも大泣きですよ。会場からも、ちらほらではなくどこもかしこも鼻を啜る音。これまで笑いっぱなしだったのが一気に泣ける舞台へと変わります。
静かに泣いている父のもとへ空が戻ってきて、「育ててくれてありがとう!」と父に感謝を述べます。このセリフを言うまでの内村くんの言いたいけどなかなか言い出せない表情がとても良くて...
そのあとの「タバコ吸うか?」に「吸わねえ、体に悪いからよ」、「酒でも飲むか?」には「俺誕生日3月だもん」と。リアル内村くん...。そうか、リアル内村くんも成人式はまだ未成年組なんだね可愛い。(可愛い?)
その後、親の馴れ初めを聞く空のところに兄と姉も戻ってきます。姉が持ってきたお酒と空用のジンジャエールで、家族で乾杯をして騒ぎたおします。
父と母の馴れ初めや、3人の名付け理由。陸は親戚の集まりで陸軍のおじさんたちがつけ、美海は海兵に憧れたおばさんたちがつけたと。空は父と母で「陸と海をつなぐ」という理由でつけたと聞き静かにガッツポーズをします。空が一番愛されとるやないかい。そのあとも兄が「ヤンキーってモテるの?」と聞けば「一定数モテるって決まってる」、姉が「浮気したことある?」ときけば「1回だけな」と言う父に大騒ぎする兄弟、そして「冗談だよ」と訂正します。次々と盛り上がる中、空が急に「よし、俺、成人式は特攻服でいく!」と改めて宣言し、父も思わず「何回言うんだ」と突っ込みます。
成人式当日
式会場でスーツの直也と特攻服の玲於奈に合流する金の鎧の昌磨。金の鎧が想像以上に金の鎧でした。最初上手から蟹さん歩きで出てきて下手にいくみちはるくん、動きがいちいちツボすぎる。「光っちゃってるよね」と金の鎧を恍惚と見る昌磨、可愛いんだよ、可愛いんだけども!!
空と合流できないまま直也は新成人代表の挨拶のため準備へ。残された玲於奈と昌磨で空を待っていると、父兄姉と見つけます。
「新成人代表の挨拶って誰?」と聞く姉に「僕さ」と昌磨が答えればすかさず「直也です」と訂正する玲於奈。「君も不憫だね」となぜか昌磨と意気投合してアイコンタクトをとる兄。そこが意外と相性いいんかい。
壇上に上がる直也を父兄姉玲於奈昌磨で見ていれば、「直也!先言わせてくれ!」と割り込んでくる特攻服姿の空。
壇上から直也をどけ、マイクを持って台の上に乗ります。
そんな空の姿にお父さんは笑いながら「ぶちかませ!」と大声で応援します。
「八神空っていいまーす!成人したんで、夢、宣言したいと思います!将来親父と一緒に会社を立て、日本でいちばんでかい会社にします!」とマイクもいらないんじゃないかくらいの大声。声枯らさないようにね、これまだ1公演目だからね。
そして斜め上を向いて空に指をさしながら「母さん!聞こえてっか!届け!ちゃんと見とけよ!母さんの子供は、最強で最高の自慢の息子だかんなー!」
タイトル回収きたーーー!!!!
こんな思い切った息子、最強で最高の自慢の息子すぎますよね。
BGMでは喧嘩上等が流れ、台の上の空が拍手に包まれ物語は終わります。
以下は初日終演後挨拶(初日がしんどすぎたので他の日のカテコやらは気が向いたら追記しときます)。
大拍手の中、泣きながら出てくる内村颯太くん、ざわつく会場。
泣き虫だもんね、と思いながらもこうやって座長であり主演でもある内村くんが初日のカテコで泣いていると、稽古頑張ったんだなあとこっちまで泣きそうになります。
「それ千秋楽のやつ」とひょっこりはんさんに突っ込まれても涙が止まらない内村くん。
「自分ごとなんですけど」と話し始める内村くんに、もうすでになんとなく言いたいことがわかってしまって、このときからすでにしんどい。
「少年忍者というグループで活動させていただいていて、皇輝くんの隣、センター...センター、皇輝くんと、」とおそらく5忍者時代の話をし始める内村くんに、客席も大号泣だし、内村くんはうまくしゃべれてないしでカオス。
「皇輝くんと、僕で、ツートップで、」とまた泣き出してしまう内村くん。
藤原さんやひょっこりはんさんが「あと16回もあるよ」と突っ込むも、話を再開し出す内村くん。
「ツートップでやってて、メインから外されて、主演できるなんて夢にも思ってなくて」と泣きながら話す内村くん。弱々しい声で「夢みたいな...夢みたいな景色でした」と客席を見渡す姿は本当に幸せそうで、心の底からよかったねと、頑張ったねと思いました。
内村くんが5忍者だったときは私は忍者のオタクはしていなかったけれど、なんとなく今までのJr.とかってこういう話タブーだと勝手に思ってたから(それこそYa-Ya-yah好きだったり、B.I.shadowのオタクをしてるときにサマリーでゆごほくが下げられて勝利がメインになってたりを見てきたけれどその時の話をわりと時間が経たないうちに本人の口から聞くことってそうそうなかった)
当たり前だけど内村くんは内村くんなりの辛さがあって、それを今でも悔しく思っていて、一度下げられた経験からなかなか前に出れないこともわかっていて、この舞台で主演をできる重みを感じているんだなと思いました。
大きな舞台や伝統的な演目とかではないし、誰もが知っている原作があるわけでもないけれど、この初日の幕が上がるまで何度も稽古をして、いろいろ考えて、いろいろ試して、アイドルの仕事同様に力を出し切って頑張ったんだろうなっていうのがとても伝わる作品で、それこど8忍者の中では初の主演舞台。(だよね?)
とても素敵な作品で、とても素敵な演技でした。
最後は内村くんの「改めて」という掛け声で一列になり、締めの言葉...と思いきや
「ご来場いただき」というべきところを「ご来光(ご来校?)いただき」と言ってしまう内村くん。しかも間違いに気づかず「まことに」と言ったところで周りの演者が必死に教えてようやく間違いに気づく。
改めて、舞台のど真ん中で「本日は、ご来場いただきまして、まことにありがとうございました」とお辞儀する内村くん、そして他の演者さん。
捌けた後ももちろん拍手は鳴り止まず、カテコで戻ってきて「フリートーク?」と何を話していいかわからなくなる内村くんはやっぱり内村颯太くんでした。
この舞台期間中に19歳になる内村くんが19歳を演じる舞台、そして強烈なキャラに挑むみちはるくん、とぼんやり思っていたくらいの舞台が、
いざ初日の幕があけたら笑いあり、涙ありの素晴らしい舞台で。
2ヶ月経った今でも、とっても素敵だったな、そして2人が本当に頑張っていたし素晴らしい演技だったなと思える舞台でした。
こんな世の中でも無事17公演を駆け抜け、千穐楽まで迎えることができたようで何よりです。
この舞台の経験が、内村くんにとって、みちはるくんにとって大きなものになりますように。