愛の売り場を探しに行った話
先日、「SUPERHEROISM」を観劇してきたので、その感想を残しておこうと思います。
舞台の内容については順番とかあやふやなことがあるので変なこと書かないようにあまり触れないように書きます。
ほかの人のレポとか読んだら追記するかもですね。
SUPERHEROISMは、2020年3月に上演の舞台ですが、残念ながら感染症の影響で1公演のみの上演となってしまいました。
当時は足を運ぶ予定はなかったのですが、1年と少し経ち再演ということで、チケットをとってみました。
1階後列でしたが結構真ん中だったので舞台上がよく見える席でした。会場が大きいわけではないので遠さも気になりませんし、前の席と段差もあるので見えやすかったです。見学はいなかったらしいです。
以下、「SUPERHEROISM」のネタバレを含みます。
今回は珍しく少し事前知識を入れようと思い、HPを見たりYouTubeに公開されているスポット映像を見たりしました。
また、初日のレポも少し読み、「嶺亜くんが舞台上でも常に姫だった」ということも目にしていました。
そんなこんなで、日本青年館ホールに足を運びました。
会場に入ると、まずはセットが可愛い。
アメリカンスーパー風のセットになっていて、売場看板のように「ICECREAM」や「SHAMPOO」などなど。
テーマパークにきたかのような楽しいセットです。
席は1階後方センターブロック。
前の席と段差もついておりとても見やすい位置でした。
始まってすぐ、可愛い嶺亜くんが出てきます。
もうこの時点で可愛い。すごい。
最初のおばあちゃんが亡くなって〜のナレーションベースの長台詞は、一箇所だけ甘噛みしちゃっててそれすらも可愛い。
働くことを決意したゴタンダくんが働く先に決めたのはアメリカンスーパー「HEART BEAT MARKET」。
たしか背中にチラシを貼られてここに決めたんだったと思う。
実際に足を運んでみるとなんとも個性的な店員たち。
そしてラジオ体操を模した体操もします。最初は踊れないゴタンダくん可愛い。
と、ここまで書いて他に考察書いている方のブログを読んで自分にはそこまで考えて書けないなと思ったのでメモ書きだけしていきます。
生鮮、レジ、魚、肉コーナーを研修を受ける中で可愛かった嶺亜くん
・トマトが落ちちゃったのを見つめるゴタンダ
・ハグ、よしよし、おんぶされるゴタンダ
・「商品を前に出しておいて」でコーナーごと前に出す、そのあとも陳列箱のまま前に出す
・バーコードスキャナーでぴってされたときの恋する乙女感
・カートに乗って押されながら歌う姿が可愛い
ピーマン
・大光、歌もダンスもうますぎ
・佐々木大光終始真面目
・前半は不審者扱いされるほど"気付いたらいる""いなくなってる"な役でセリフもなし。こんなに大人しい大光初めて見た、と面白くなっちゃいました
話としては
お客様係となったゴタンダは「愛の売り場はどこにありあますか?」という質問に対する答えを探します。
また、ゴタンダとピーマンが同時にチサを好きになってしまい、
ゴタンダは次第にピーマンを応援するようになるのですが
チサはレジからお金を盗み、それがバレて化けの皮が剥がれます。
最後のシーンで、ゴタンダくんは魚屋チーフが送った脅迫文を自分のおばあちゃんの遺書だと言い張り、魚屋チーフの罪をかぶります。
ずっとヒーローになりたかったゴタンダくん。
この時、魚屋チーフにとってのヒーローになります。
ゴタンダくんがかつて目指していた完璧なヒーローとは違いますが、
彼は最後に「ヒーローとは案外虚しいものです」といいます。
愛の売り場とヒーロー
舞台が終わった後、どちらについても考えさせられるようなストーリーになっています。
かくいう私は、終わった後真っ先に出た言葉が「嶺亜くんほんとに姫だった...!」なんですけどね
正直、スパヒロを見に行く1週間前に観劇したKappaが重過ぎて1週間引きずったままの観劇だったので、
スパヒロは楽しく見よう、考え過ぎないようにしようという心持ちでした。
嶺亜くんの最後の挨拶では「無事リニューアルオープンができてよかったです。 誰1人欠けることなく最後まで突っ走りますので、みなさんも心と体の健康に気をつけてください。」といったようなことを言っていました。
演者のみなさんのアドリブや、ミュージカルならではのパフォーマンスでの明るさ、そしてしっかり伏線が回収されるストーリーととても素敵な舞台でした。
この舞台がリニューアルオープンできて、そして足を運ぶことができてよかったです。
またいつか、HEART BEAT MARKETとご縁があれば。