舞台「ロミオとロザライン」を観劇して
先日、川﨑皇輝くん主演の「ロミオとロザライン」を観劇してきたので備忘録を。
ただ書きはじめが遅くすでに忘れかけているので順番とかめちゃくちゃかもしれません...
以前ブログにも書いたように道枝駿佑くん主演の「ロミオとジュリエット」を観劇し、
その少し後にロミオがジュリエットに出会う前に好きだった女性ロザラインとの話を
描いた「ロミオとロザライン」が開演されるとのことで、
どうしても見たかったので行ってきました!
いつも通り読書感想文の如く書いていきます。
以下、「ロミオとロザライン」および「ロミオとジュリエット」のネタバレを含みます
舞台のは劇団員7人でロミオとジュリエットを演じるという設定で
舞台の中で舞台を演じる...というもの。
舞台はまず剣を使用した戦闘パフォーマンスから始まります。
キャピュレットとモンタギューの戦いを模したものかな、という感じです。
ここでダンスっぽい感じにもなるのですが、まさに川﨑プロ。
足先まで意識されているんだろうな、という動きがとても綺麗でした。
そして物語は、ロミオとジュリエットの練習をするシーンから始まります。
ロミオがキャピュレット家で行われるパーティーの参加者名簿を読み上げるシーンで、
「どうしてロザラインもキャピュレットなのに、ジュリエットのときだけキャピュレットの名を憎んだのか?」
という点にロミオ演じる北山がもやもやし、解決するまではロミオを演じることはできないと本番5日前に稽古を投げ出します。
この5日というのは、ロミオとジュリエットはわずか5日間の物語であることから設定されています。
自分でロミジュリを見に行った時は早いなとは思っていましたが、5日と言われるとそんなに短かったのか、と驚きます。
ロザラインの存在はロミジュリを見に行っていたので理解していましたが、
たしかに言われてみれば「キャピュレットの名は同じじゃん!」となりました。
私はこの時点で北山と同じようにもやもやしました。
この時の自分なりの見解としては、
やはりロミオはロザラインのことをそんなに好きではなかったのかな、と思います。
好きという気持ちに偽りはないけれど、その程度や方向に違いがあったのかなと。
北山はその晩、演出の松谷に電話をします。
「返事はまだもらえませんか」という言葉から回想に入るのですが、
川﨑くんが少し舞台袖にはけて戻ってきて「ここから回想です」みたいなことを言うのですが素直に面白かったです。
ここの回想で北山は松谷に告白します。
「年下はダメですか?」
と電話越しに言うのですが、
ダメじゃないです!!!!!!!
実際の川﨑くんの年齢が私より下なのですが、
もうこのセリフはずるいですよね...
忍者では年上組だしMCだしグループ内に弟もいるしでグループでいると比較的大人っぽい川﨑くん(ただし川﨑兄弟2人でいるとバブくなりますが...)が、年下感満載で告白してくれる舞台、素晴らしすぎる。
その後、物語はロミジュリの稽古とともに少しずつ進んでいきます。
次の日、なぜロザラインもキャピュレットなのに〜の問いに対する答えを一晩かけても考えられなかった松谷さん。
北山は今日も稽古には参加しないと言います。
ロミオはやがてジュリエットを好きな気持ちに共感できないから蓮見を好きになろうと努力し、ディズニーランドへデートにいきます。
一方、松谷さんはロザラインのことを調べるにつれ、自分がロザラインになる夢を見ます。
現実では自分を好きだった北山が蓮見へ、夢の中ではロザラインを好きだったロミオがジュリエットへ、夢と現実が混じり、それは演出家としての仕事にも支障をきたします。
その後は稽古の中のロミジュリ、稽古をする演者たち、ロザラインの気分になった松谷の夢の中という流れを繰り返して物語が進んでいきます。
パーティーの時にロミオとジュリエットが出会い、キスをするシーンはばっちりあります。
キスはおそらく振りかな、手で隠していたし。
このシーンでは2回します。
ここでの稽古の中のロミジュリが、ロミジュリの要点だけをキレイにまとめていて、ロミジュリをよく知らない人でもわかりやすいなと思いました。
ロミジュリを観劇済みのわたしも、そういえばこんなセリフだったなとか、道枝くんのロミオはこういう感じだったな、と思い出せました。
コメディが強めの舞台なので、ロミジュリ本編のシリアスすぎるところは少し軽めに、それでいて饒舌なセリフとテンポ感はそのままにって感じです。
下ネタは原作の70%オフくらいかな。
北山が稽古終わりの飲み会を断るときに、「舞台が終わったら(幕が開けたら?)打ち上げしましょう。僕は未成年なんでカルピスで!」っていう川﨑皇輝(18)がとても可愛かったです。
ふいに出てくる年下感・・・。
次第に蓮見に惹かれていく北山を見て、松谷は嫉妬を抱き始めます。
夢の中のロザラインは、「押入れの奥にしまってある古くなった人形を友人が欲しいと言って、それまで忘れかけていたのにその人形がなぜか急に愛おしくなり、手放したくないと思った。」というようなセリフがあります。(だいぶニュアンス)
人にとられそうになると渡したくなくなる、天邪鬼な気持ちってよくありますよね。
その後、「友人が帰るととたんにその人形への興味はなくなり、また押入れの奥にしまいました。」というようなセリフが続きます。
わかる...わかってしまう...。
人に対しても物に対しても執着はしないけど独占欲が湧いてしまうワガママ人間なので、このセリフには共感するばかりでした。
このセリフから、松谷は北山のことを好きになったわけではないけれど蓮見にとられるのは嫌だ、という感じなのでしょうか。
もう一つのキスシーンは仮死状態になったジュリエットを見てロミオが毒を飲み、仮死状態から覚めたジュリエットがロミオの唇に毒が残っているのではないかと口付けるシーンでした。
ここもばっちり手で隠していました。
結局北山は蓮見に惹かれ、舞台は初日を迎えます。
結局ロザラインとジュリエットに対する気持ちの差の答えは出ないのですが、そのヒントが劇中にちりばめられているというか、ロザラインの「こうかもしれない」がたくさん見える舞台になっています。
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誕生日だからと急いで書き上げようと思ったんですが人間の脳とは怖いもので、もうすでに記憶が薄れてきてしまっている・・・
ということで一旦ここまでにして、舞台が終わったらレポとか増えるかなあと思い、思い出し次第追記(多分しないけど)にします
とにもかくにも、ロミジュリの長台詞を言う皇輝くんはやっぱりプロだなあと思ったし、年上に恋する役の皇輝くんがとってもメロかったです。