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舞台『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』を観劇して

先日、東京グローブ座にて上演されていた『Romeo and Juliet-ロミオとジュリエット-』を観劇してきたので、少しばかり感想でも書こうかと思います。

 

観劇したのは4月18日の東京千穐楽、上手側の制作開放席からです。

 

なんだかんだ人生で道枝駿佑くんを生で見るのが初めてでワクワクでした。

 

相変わらず語彙力が乏しいので、稚拙な文章で失礼いたします。

 

 

 

 

 

 

以下、『Romeo and Juliet-ロミオとジュリエット-』のネタバレを含みます。

 

 

 

 

 

はじめに、お恥ずかしながら私はロミオとジュリエットの知識があまりなく、観劇前から知っていることは以下でした。

 

シェイクスピアが書いた悲劇

・「ああロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」というセリフ

・仮死状態になったジュリエットを見て本当に死んだと勘違いしたロミオが後を追い、それを知ったジュリエットが自身に短剣を突き刺して死ぬ

 

多分マンガやらドラマやらで知った知識だと思います。

 

そんなわけで、ロミオとジュリエットの関係性や身分など何もわからずに観劇したロミジュリでした。

話のあらすじに関しては調べたらあちこちに出てくると思うので、省いていきます。

とくに自分の中で大きかったポイントをピックアップして話させていただきます。

 

 

まず、はじめに道枝くんが登場するシーン。

下手側の通路からの登場にびっくりしました。

さらに舞台に立つと、顔の小ささと体の細さにびっくりしました。

 

これがみっちーか...!!これがロミオか...!!

 

思わず顔がにやついてしまいました。

 

ロミオはてっきり身分が低いとかでジュリエットとの身分の差の恋に悩まさせられるのかと勝手に想像していたのですが、

全然そんなことはなかったですね。

 

あとロミオの口から「ロザライン」という名前が出てきて、誰??ともなりました。

最初は別の女性が好きだったんですね。しかもかなり惚れ込んでいるようで。

 

 

そういえば、東京千穐楽ということで 何公演もこなしている故、喉が少し枯れているようでした。

初めて生で聞くみっちーの声におや?という気持ちがありつつ、でも目の前にいる道枝駿佑は確実にロミオでした。

 

 

ロミオがキャピュレット家のパーティーにしのびこみ、ジュリエットと出会ってからは一気に恋愛が進み、ロミオとジュリエットは現代で言う「バカップル」そのものになります。

 

制作開放席ということでキスシーンは真横からの観劇でキス自体はよく見えませんでしたが、センターからは見えないようなキス直前、直後のみっちーの表情が見えたのでヨシとします。

 

ロミオが夜中にジュリエットのところへ行き、かの有名な「あなたはどうしてロミオなの」と言うシーン。

こういう意味で使われていたのか、と驚きつつも、2人が口にする言葉の綺麗なこと。

 

ストレートだけれど凝っている言葉の数々には思わず聞き入ってしまいます。

この時のロミオとジュリエットは可愛すぎる!!

 

見ているこっちがにやにやしてしまう可愛さ。

思わず笑みがあふれます。

 

 

そして2人はロレンス修道僧の元でこっそりと結婚式を挙げます。

 

 

幸せな夫と嫁になった数時間後のこと、ロミオはジュリエットの親戚であるティボルトを殺めてしまいます。

 

ティボルトが亡くなり、その犯人であるロミオは追放という知らせを聞いたジュリエットは泣きじゃくります。

 

 

ジュリエットの複雑な感情は、計り知れないほどです。

 

一晩中泣くジュリエットに、別の男との結婚の話がやってきます。

親が勝手に婚約を決め、ジュリエットを喜ばそうと本人の承諾も得ていないまま式を早めることとしました。

 

ジュリエットは結婚を拒みますが、この時に両親からは怒鳴られ、結婚しないのなら出て行けというようなことを言われます。

ジュリエットの気持ちを思い、涙が止まりませんでした。

 

いつの時代、どこの人であろうと、幸せは自分で決めるものであり、自分の人生は自分で幸せにしていくべきです。

何が幸せかなんて自分でしかわからないし、他人の人生を不幸にするなんてもってのほかです。

 

親の決めた結婚を承諾するか、結婚をせず両親から捨てられるか。

そんな選択肢、どっちも嫌に決まっています。

 

ジュリエットを救ってくれたのはロレンス修道僧でした。

仮死状態になる薬をもらい、ロミオに連れ出してもらう計画を聞きます。

 

この時に短剣を自身に向けるジュリエットの迫力が大きく、

瞬きさえしたくないほどに私の中でジュリエットへの思いが強くなっていきました。

 

ジュリエットは仮死状態になり、納骨堂でロミオを待つことに成功しました。

しかし、ロミオには不幸の重なりでジュリエットが仮死状態であるということが伝わらず、「ジュリエットが死んだ」という情報のみが入ってきました。

 

ロミオは追放された先の街で毒を買い、ジュリエットの元へ急ぎます。

この毒買うシーンでロミオは「金が一番の猛毒だ」というようなことを言うのですが、いつの時代もそうですよね。

権力やお金、自分が他人より上にいく術となるものは、人を壊してしまいます。

 

 

納骨堂についたロミオは、仮死状態のジュリエットを見て、毒を飲んで死にます。

 

ロミオが息を引き取った後、ジュリエットは仮死状態から目覚め、ロミオの死を知ります。

ロミオが飲んだ毒を飲んであとを追おうとしますが、一滴も残っておりません。

ジュリエットは、短剣を自分の胸に突き刺し、2人の物語は幕を閉じます。

 

 

とまあだいぶ端折ってはいるのですが、あらすじと少しの感想はこれくらいに。

鳴り止まないカーテンコールの中、涙目の茅野みずきちゃんが出てきた時は再度泣いてしまいました。人が泣いているのを見ると泣いてしまいますよね。

 

鳴り止まないカーテンコールの中、みっちーが「どうしたらいいの?」というような顔で出てきた時はロミオではなく等身大の18歳の男の子でとても可愛かったです。

 

 

該当担ではないし、ロミジュリについての知識も乏しく、おまけに開放席でおそらく見えづらいだろうということもありほんの少しだけ迷っていたのですが、

そんなことがどうでもいいくらいに観劇して良かったと満足しました。

みっちーの声は努力と経験の証です。

大阪公演も無事完走し、大千穐楽を迎えたようで何よりです。

こんなご時世で心配なことは多かったと思いますが、みっちーにとってロミオを演じた経験は確実に今後の糧になると思います。

 

次会う時はアイドル・なにわ男子のみっちーに会えることを願って。

 

改めて、みっちー並びに出演者のみなさまや関係者のみなさま

素敵な舞台をありがとうございました。